セールスプランナーの思考回路

無料でホームページを作る3つの問題点「その1」

今回はブログサイトではなく、企業サイトや販促目的のサイトを無料又は格安で作る際の問題点についてを話していきます。

 

最近はフリーランスや業務委託の利用などでホームページ制作は格安で行えるようになりました。
さらに、ワードプレスやWIXなどでも無料テンプレートを使用すれば、ご自身で無料制作する事も出来ます。

 

しかし、そこには問題点もあります。
今回は大きく3つの問題点に整理しました。

 

1)作る事が目的になってしまう

2)専門的な解析や改善を行えない

3)サイトが放置される

 

ビジネス目的のホームページを作る上で、強烈なデメリットを3つ挙げます。

では、1つずつ説明していきます。

 

 

1)作る事が目的になってしまう

ホームページを必要とする場合、多くは顧客が自社の製品やサービスを認知(販売に繋げる)させる目的が多いです。
他にもブランディングだったり、問い合わせを増やしたりと、基本的に顧客から何らかのアクションを期待するものです。

 

しかし、格安制作やご自身の無料制作では、ただホームページを制作したに過ぎません。
時には見た目だけにこだわり、アクションを起こさせる仕組みを無視した、美しい写真サイトのようなものもあります。

 

一見リッチで印象は良さそうですが、もし訪問目的が商品画像を見たいという目的でなかったら、そのサイトはインスタグラム未満の画像サイトになってしまいます。
多くの場合、こういったサイトは製品やサービスの金額すら調べにくかったりします。

 

これでは売上増や問い合わせ増を期待できません。

格安制作やご自身の無料制作では、こういった売上増や問い合わせ増に関して、ほとんど自己責任です

 

つまり、ホームページという製品を納品されるだけです。
そのホームページを使いやすくしたり、見やすくしたり、情報をもっと載せたかったりといった要望は別料金です。

 

ホームページの目的はあくまでも自社のサービスや製品を顧客に認知させることです。

販促が目的です。

 

ホームページを安く用意できたからといって、それをビジネスとして利用できるかどうかは制作した人又は利用する人に掛かっています。

 

・マーケティングに精通している業者

・マーケティングに膨大な時間をかけられる自社制作

 

どちらも該当しない場合、ホームページを作っただけという問題点が発生します。
また、ひとえにマーケティングといっても、根本は顧客を知ることです。

顧客を知ることとは何か。
1つ実例をお話します。

 

実際にあったマーケティングの話

ある企業は、自社で商品の販売を行っていました。

ネット販売も中々良く、業界内でも知名度はそこそこありました。

 

その企業はよくキャンペーンを行います。

キャンペーンは好調で、キャンペーン後はとても問い合わせが殺到しました。

そう。対応に追われてパンクする程に問い合わせ対応は業務を圧迫していました。

 

私は疑問に思いました。

「一体何をお客様は問い合わせているのだろう。」
「なぜネット注文ができるのに、電話がこんなに鳴るのだろう。」

 

私は対応スタッフに、問い合わせ内容をヒアリングしました。

すると大変なことがわかったのです。

 

問い合わせ内容の多くは、支払い方法やサービスに対する質問だったのです。
注文の問い合わせではなかったのです。

慣れなのか、誰もそのような状況に疑問を抱いていません。

Amazonで注文するとき、わざわざAmazonに注文方法の電話をしません。
iPhone Xを買うのに、わざわざアップルに取扱店を聞きません。

この場合の問い合わせは
製品や料金等の情報は満載でも、肝心の購入方法や保証に関する項目が非常に分かりにくかったのです。

 

そこで私は、ホームページのキャンペーン説明部分の大幅な変更を提案しました。

 

やはり、何年も同じものを少しずつアップデートし、問い合わせが来ないように「※」を大量に追加している説明文。
それを何年もずっと正しいと思い、さらには読みやすいと業界特有の凝り固まった考えがありました。

当然最初は反対されましたが、問い合わせを減らすことができるということに揺れる従業員もいたので、とりあえず変更に着手しました。

ヒアリングした問い合わせ内容をまとめ、共通したものを計測し、解析します。
一見簡単そうですが、新たな問題を生み出してしまうこともあるので、実は専門的な知識やセンスが必要です。

その辺の話は2)でしますが、キャンペーンページを一新しました。

 

すると、問い合わせが激減しました。

当然
「問い合わせが全然来ない。ヤバいんじゃないか?」

とか
「今回は変な奴が勝手にホームページ変えたから売れない」

とか言われ放題でした。

 

しかし結果は売上が少しですが上がりました。

私の今回のテーマは、売り上げを減らさずに問い合わせを減らすことです。
売上はたまたま上がったのかも知れませんが、ここまで問い合わせが激減したのは、その企業にとって前例の無い出来事だったのです。

 

このケースでの問題は、誰も問題提起する人材が居なかった事です。

ホームページは完全外注でしたので、私は外注業者に指示を出しただけですが、このように改善出来ることは多々あります。

また、当然ですが外注業者はこの問題に全く関心がなく、指示もそのまま聞いてくれました。

マーケティングとは、時に利益のみを追い求めるのではなく、間接的に業務の改善から売り上げに繋がることもあります。

このように、この問題に付随して、格安又は無料制作のデメリットは企業にとってかなり大きな問題になる場合があります。
そして2つ目の問題点

 

2)専門的な解析や改善を行えない

 

になります。

次回は2)についてお話しいたします。

関連記事一覧

最近のブログ

過去の記事